サム・アルトマンは「コンピューターシティ」を聴いたことがあるか

2025/08/10の業務報告

  • 午前中にドラッグストアへ行き、掃除用品を買ってきました。
  • お昼ごはんはパスタと茹で、レトルトソースをかけて食べました。
  • 午後、懸案だった浴室と洗面台の掃除を敢行。カビキラーのせいでちょっと息苦しくなりそうだった。
  • 夜、NHKスペシャル『イーロン・マスク』を観る。

今日、目に止まったもの

いわゆる「日常系」を創作した、それを楽しめることじたい、送り手・受け手のどちらであっても、ある程度恵まれ、安定して生活を送っていないと成り立ちませんやね。

盆栽って相当ハイブロウな趣味だと思うよ。

Redditのスレッド形式により、議論は階層的に深まり、個々の投稿は消費されるだけでなく、対話の起点となる。Redditは、拡散よりも文脈共有を重視する構造を持っており、まさに「ジャンル別メディア」として機能しうる数少ないプラットフォームである。

Reddit再考 – 日本語圏インターネットにおける中間的発信空間にむけて

日本語圏でも中間的なプラットフォームがあれば良いとは思いますが、今の日本語話者がそこまで求めているとはちょっと思いづらい。これは今は議論・対話を中間的なオンライン空間に求めていないんじゃないか、という疑念でもあります。それをやるならLINEやDiscordといった(セミ)クローズドな空間で十分だし、また、言いっ放しもできるXがあるから(Redditみたいな空間は)もういいよ、みたいな。

AIパートナーとしてのChatGPT(4o)

上記のブログ記事をAIが要約した音声(ポッドキャスト)が下記のものです。

私自身、ChatGPT以外にも、ClaudeとPerplexityをよく利用しています。ClaudeについてProアカウントとして課金もしています。また、Perplexityはワイモバイル利用者でもあるため、優待サービスを利用してこちらもProアカウントになっています。

ChatGPTはパーソナライズ機能が他の生成AIに比べて優れていると思い、一時期は課金しながら私にとって好みのキャラクターを設定して使っておりました。確かにリンクを貼ったテクノエッジの記事のようにAIにもかかわらず、ある程度「人間っぽさ」を感じていたのでしたが、(自分の判断でしかありませんが)深くハマるまでには至っていなかったとは思います。ただ、最近はなんだかChatGPTからの反応が変わってきたかも?と薄々感じておりました。

X上での #keep4o#4oforever なるハッシュタグが賑わっていることは8月9日の深夜から10日あたりにかけて知ったのですが、「そりゃ、OpenAIに文句のひとつも言ってやりたくなるわなあ」と独りごちる程には私もChatGPT(4o)に対し、パラソーシャルな関係を見出していたのかもしれません。

OpenAIが4oの代わりに発表、公開したGPT-5はOpenAIの説明によると様々な面で4oより高機能であることが謳われています。したがってOpenAI、そしてサム・アルトマンにとって一部のユーザからソーシャルメディアにおいて4oを再びに使えるようにしてくれと、ある種のハッシュタグ・アクティビズムが発生したのは正直驚いたであろうとは想像に難くありません。この運動が功を奏したのかどうかハッキリとはわかりませんが、現在、OpenAIはChatGPTのPlusユーザ(課金ユーザ)に限って4oを選択できるよう、変更したそうですね。

新しいテクノロジーが、たとえ性能・機能面からみて古いものより優れていたとしてもユーザが両手を上げてそれを歓迎するとは限らないことは、これまでのメディア史が私たちへ教えてくれていることですが、生成AIにおいても同様であったと言えるでしょうね。

一方で、現在のAIが技術的に到達しているChatGPT(4o)に対して、少なくない人びとがAIパートナーとしてのパラソーシャル関係を肯定・受容していることがハッキリと浮かび上がった出来事でもありました。そろそろメディア研究において、生成AIとのパラソーシャル関係は十分に研究の対象となりうる段階に来たのではないでしょうか。

さて、サム・アルトマンにはこの曲を捧げ、この記事を終わりたいと思います。

コメントする