最近の教育活動

内田啓太郎が実践してきた教育活動(一部)のリストです.2018年3月現在の情報です.

関西学院大学「スタディスキルセミナー」におけるLMSの活用 2011年4月から2015年3月まで 主に初年次向け全学共通科目におけるスタディスキル教育にLMS(Learning Management System)を活用した.実際の授業ではWebサイトでもあるLMSの特性を生かして2つの方向性で実践した.ひとつ目は教材をHTML/CSSベースで作成することで,Webブラウザのみで閲覧可能となっている.そのため学生側からは閲覧性の向上を,教員側からは教材の更新における利便性の向上として効果が認められた.ふたつ目はLMS上で利用できる掲示板・ブログ機能を活用して教員およびLAと学生間の,さらには学生同士のコミュニケーション活動の促進を図った.ここで示した2つの方向性により授業のアクティブ・ラーニング化を進めた.

 

関西学院大学「スタディスキルセミナー」におけるLAを活用したピア・エデュケーションの実践 2011年9月から2015年3月まで 「スタディスキルセミナー」では他の授業科目に先駆けてLA(Learning Assistant)を導入した.LAには担当するクラスをすでに履修し優れた成績評価を得ている学生に依頼している.プレゼンテーションのクラスでは授業中のグループワークにLAをファシリテーターとして参画させることで教育効果を上げ,実施するプレゼンテーションの質の向上を図った.論文作成のクラスでは,学生からのアウトプットに対するコメンテーターとして,学生同士で実施するピア・レビューを補うかたちで教育効果を上げている.一方で教員はLAたちと定期的にミーティングなど開くことで密接にコミュニケーションを重ね,授業運営にとって貴重な情報を得ることができた.あわせて授業を履修する学生とは異なる立場のLAをどのようにサポートしていくか,教員としてのファシリテーション能力の研鑽に努めた.

 

関西学院大学「スタディスキルセミナー」におけるタブレットPCの活用 2012年9月から2015年3月まで 「スタディスキルセミナー」の中でプレゼンテーションのクラスは授業中のグループワークを主体としている.この授業では,教室内でLMS上の教材コンテンツを参照することや,外部のWebサイトを閲覧するため情報検索を行う必要がある.ただしグループワークという活動の性格上,いわゆる「PC教室」にて授業を開講することは望ましくない.そのため操作が簡便で,学生にとっては文房具の感覚で扱えるタブレットPC(Apple社のiPad)を利用した.実際には教員のねらい通り,教材の閲覧や外部Webサイトの情報検索に活用されており効果を上げている.

 

関西学院大学「スタディスキルセミナー」におけるソーシャルメディアの活用 2014年4月から2015年3月まで 「スタディスキルセミナー」のプレゼンテーションのクラスでは授業時間内のみならず時間外にもグルーワークを実施する必要があった.授業中の教室での活動は教員が把握可能だが,時間外の活動までを把握することがこれまでは困難であった.そこで学生たちが日常的に利用しているソーシャルメディアのLINEを活用することにした.具体的にはグループ内のメンバー同士の連絡や議論といったコミュニケーションの手段としてLINE(グループトーク機能)を利用するよう推奨し,教員もそれらグループのメンバーとしてLINE上での活動を参与観察した.効果としてはLINE上の活動も教室での活動と同程度の活発さを見せているグループがある一方で単なる業務連絡程度の利用で終わっているグループも見受けられた.教員としてはLINEの参与観察で得られた情報は授業運営に活用しているが,今後はLMSとの併用をどうバランスをとって実践していくかが課題である.

 

社会科学系学部の講義科目におけるウェブサイトを活用した教材作成と公開 2015年4月から現在に至る 2015年度に,複数の大学で担当していた講義科目では必要となる教材をウェブ上(ブログ)に作成,公開していた.教材の一部はPowerPointやKeynoteにより作成したスライドだが,大半の教材をHTML/CSSベースで作成した.したがって教材内容の追加・修正が簡便にできるため,受講者の学習進度や反応を確認しながら自由度の高い授業運営が可能となった.一方,2016年度に担当している複数の講義科目では,LMSを用いて各種教材の公開の場所として,また成績評価に関わる課題の提出場所としても活用中である.

 

関西学院大学の情報教育科目「コンピュータ実践」におけるウェブサイトの活用 2015年9月から現在に至る 初年次向け情報教育科目であるが,ライティングおよびプレゼンテーションのスキル向上を目指したスタディスキル科目的な性格を持たせた.必要な教材をウェブ上のブログで作成,公開する一方,ウェブ掲示板での教師・学生間のコミュニケーションを通じ,アクティブ・ラーニングの手法を取り入れることで,成績評価のための課題(レポートやプレゼン)作成に一定の効果を得た.

 

社会科学系学部の講義科目におけるコミュニケーション・ペーパーの活用 2016年4月から現在に至る 複数の大学にて担当している講義および実習科目では,教師と学生間のコミュニケーションを円滑に行うため,コミュニケーション・ペーパーの一種である「大福帳」を利用している.これにより学生の出欠状況を簡便に把握できると同時に,教師や授業内容への質問・意見など毎回,収集することができる.したがって教師としては授業内容や進行について細かく調整ができ,学生へフィードバックすることも可能となった.